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シルクで未来を変える
写真:絹糸の断面
再生医療としてのシルクの大きな可能性
現在医療分野では再生医療に適した材料について研究開発が盛んに進められています。
絹はコラーゲンなど従来から研究され使われてきた再生医療材料と比べても、
生体への馴染みやすさ、強度などからその可能性に大きな期待が寄せられており、
高血圧や糖尿病などで弱くなった血管の再生、白内障などで濁った角膜の再生など様々な研究がおこなわれています。
アーダンは2012年〜2015年にかけて鹿児島大学医学部と「シルク軟膏による創傷被覆材の研究」をおこないました。
その結果は傷が治る期間が短くなり、さらには、傷跡が残りにくいという驚くべき効果を確認することができ、シルクの可能性に大いに期待を抱かせるものとなりました。
今後も研究を積み重ね、医薬部外品分野への応用など、皆さまに価値ある製品をお届けできるよう取組んでまいります。
日本の経済・文化を育んだ養蚕は今、新たな技術で新時代へ
繊維素材として日本の産業を支えたシルクは時を経た現在、
人類を支える新時代のバイオ素材として再び大きな注目を集めています。
我が国では、農水省および国立研究開発法人農研機構主幹で2017〜21年の5ヵ年計画で
「蚕業革命による新産業創出プロジェクト」が推進されています。
アーダンはプロジェクトメンバーに選出いただき、シルク産業の根幹となる養蚕業の生産性向上を図る役割を担っています。 養蚕業復活を地方創生の一助とすべく取組んでいきます。